早発閉経とは、「早発卵巣不全」
40歳未満で卵巣から分泌される女性ホルモンの量が著しく減り、排卵が止まってしまう、卵胞数が著しく減少する症状です。
不妊治療を行っている最中に早期閉経と診断される女性も多いですが、
早期閉経は、20代で1000人に1人、30代で100人に1人が発症するというデータがあります。
早発閉経が疑われる症状は、生理の間隔が空いたり、反対に1ヵ月のうちに何度も生理が来たりといった生理不順や、何ヵ月も生理が来ない無月経などの稀発月経症状、ほてり、発汗、動悸、不安感、イライラといった、いわゆる更年期症状を伴うこともあります。
早発閉経の検査は、子宮や卵巣の診察をした後、卵巣機能を調べるために血液検査をしてホルモン値を確認します。
将来的に妊娠を希望している場合は、
ホルモン値を調べる血液検査の際にどれくらい卵子が残っているのかという見通しを調べるAMH検査も必要です。
生理周期の乱れは、ストレスやダイエットなどの影響によっても起こることがあり、「このくらいはいつものことだから」「今までもあったから大丈夫」と思ってしまい、早期閉経以外の病気でも早期発見が遅れてしまうことがあります。
生理が来ない状態が3ヵ月以上も続く、生理周期が極端に乱れているなどあれば、一度は婦人科の受診をおすすめします。